リハビリテーション課

理学療法とは?

身体が不自由になった方に対して運動や体操を通して機能の回復・維持を図ります。また、ストレッチングやマッサージ、温熱療法を用いて筋肉の硬さや痛みの緩和を図ります。

身体機能評価

リハビリテーション開始から退院までの間に適時行う検査の事を「評価」といいます。関節の動く角度、筋力、痛みの部位と程度、骨関節の状態、日常生活動作や歩行などの動きのチェックをします。
当院では、それらに加えて血液データを確認することで関節リウマチなどの疾患活動性・病状を把握し、X線写真・CT・MRIなどの画像所見から関節の状態を把握しています。これはリハビリテーションの安全性を高めることにつながります。
適切な「評価」を行うことで身体機能や動作能力を把握し、それぞれの患者さまにあったプログラムを立案することができます。

腱反射検査
打腱器を用いて腱反射検査をしています。
関節可動域計測
股関節の可動範囲を角度計で計測しています。
各種理学療法
関節可動域訓練・ストレッチング

関節の炎症や変形に伴う痛み、筋肉のこわばりなどから、関節の動かせる範囲が狭くなることがあります。それを予防・改善するために行なうのが関節可動域訓練で、筋肉の柔軟性を改善して血流を良くするために行なうのがストレッチングです。X線写真や関節超音波検査、理学療法評価などから関節や筋肉・靭帯などの状態を把握し、患者さまに合わせた方法で行ないます。

筋力トレーニング

リウマチによる関節の変形や痛みなどにより日常の活動量が減ってしまうと筋力低下が生じます。それを予防・改善するために行なうのが筋力トレーニングです。重りやゴムバンド、ボールなどを用いたり、セラピストが徒手抵抗を加えることで筋力向上を図ります。痛みが強くなるのを防いだり、関節への負担を減らすために、個々の患者さまに適した負荷量や方法で行います。

起き上がり訓練

関節変形や痛み、筋力低下が生じると動作能力が低下します。肩が痛くて起き上がれない、足の筋肉が弱ってしまい歩くとふらつくなどです。たとえ痛みが緩和し筋力がついても、一度身についた悪い姿勢や動きの癖は簡単に改善しないことがあります。筋力に左右差がみられたり、他の関節を痛める方もいらっしゃいます。動作訓練は専門のスタッフが患者さまの姿勢や動きの分析を行ない、関節に負担の少ない姿勢や動き方、練習方法をご提案します。

有酸素運動・バランス練習
有酸素運動(自転車漕ぎ)
体力向上を目的に、自転車漕ぎやウォーキングなどの有酸素運動を行います。
バランス練習
バランスボールを使ってバランスをとる練習を行います。
物理療法
パラフィン浴

手足の循環や痛みの改善を目的に、パラフィン浴やホットパックなどの物理療法を行ないます。

装具療法(下肢)
義肢装具士との足底板作製
義肢装具士と協力し、患者さまに合わせた装具や車椅子の製作を行います。
杖やサポーターの紹介・購入の相談も同時に行っています。
サポーター
膝や足首の痛みやぐらつきに対して、関節の状態に合わせたサポーターを紹介しています。首の痛みに関してはリウマチ患者さまにも使いやすいよう工夫されたネックカラーもあります。
歩行補助具・車イス
杖や歩行器などの歩行補助具
肩や肘・手の関節破壊により一般的に売っている杖が使用できない場合があります。必要に応じて特殊な形状の杖や歩行器、冬季に必要なアイスピックの販売も行っています。
車イス
患者さまの状況に合わせた座りやすく漕ぎやすい車イスの製作や、お尻や背中の痛みに合わせたクッション製作にも関わっています。